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活動実績・報告
2014年度活動報告

WLB認証表彰における看護学研究科の取り組みについて

2014/7/14

助成金を利用して、どのような取り組みを行ったか

 看護学研究科内に、①ベビーキープ(一時的に乳幼児を座らせておけるように壁面取付されたもの)2台、②パーテーション(授乳時等に使用)2枚、③電動リクライナーソファ(授乳時や妊産婦等の休憩用)1台を設置した。
 ベビーキープの設置場所は、1F車椅子対応の多目的トイレ(おむつ替え用ベビーシートもあり)と2F車椅子対応トイレ(女子トイレ内)である。パーテーションと電動リクライナーソファは、救護室(学生相談室)に設置し、救護室内に新たにマタニティ・パタニティコーナーとして、周産期・乳幼児育成期の教職員・学生が利用できるようにした。

 以上のような新たに設置した設備に加え、既存のマタニティコーナーやオムツ交換シートについても利用しやすいように「両立支援マップ」として一覧できるようにリーフレットを作成し、看護学研究科の教職員や院生に配布するとともに、看護学部学務係や学生相談室、掲示板への設置と学生生活委員やクラス顧問への配布を行い、該当する院生や学部生への情報提供を行った。

取り組みの結果、部局教職員のWLBにどのような効果があったか

 既存及び新設した学内の設備に関する評価を行うために、現在、妊娠中あるいは乳幼児の子育て中である教職員・大学院生に対してアンケート調査を実施し、9名(男性1名、女性8名)より回答を得た。

 実際に利用した感想より、研究活動と子育ての両立の上での利点を感じている方は6名であった。特に、妊娠中の方は長時間椅子に座ることでのお腹の張りや腰痛を和らげるためなどにマタニティ&パタニティルームを利用していた。また、子育て中の教職員、院生の多くがオムツ替えシートやベビーキープを使用しており、大学内で利用しやすい場に設置されたことや表示がわかりやすくなったことなどが感想として多く聞かれた。さらに、生後3か月から6か月頃に職場復帰された教職員からは、搾乳の場や搾乳後の母乳を管理する場が増え、このような支援が充実することで早い職場復帰を考えることにもつながるという意見が得られた。