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セミナー

2022.11.01

「多数派ではない人々」がより生きやすい社会を目指すには ―日本×スウェーデンの国際ゲイカップルから学ぶダイバーシティ― を開催しました

2022年10月26日(水)、本事業が実施する「ダイバーシティ推進活動支援制度」に採択された、『「多数派ではない人々」がより生きやすい社会を目指すには—日本×スウェーデンの国際ゲイカップルから学ぶダイバーシティ—』(主催:野村和之・千葉大学大学院国際学術研究院)がオンラインで開催され、学内外から114名が参加しました。

当日前半は、国際ゲイカップルとして、スウェーデンで多文化・多言語子育てを実践中の作家・YouTuberで「ふたりぱぱ」チャンネルを運営するみっつん氏による講演が行われました。ご自身の経験を交えながらLGBTQ+についての説明、スウェーデンでの子育てや生活の様子等が紹介されました。

後半は、野村和之氏の司会で、みっつん氏と千葉大学大学院国際学術研究院の五十嵐洋己氏・本間祥子氏によるディスカッションが行われました。
ここでは、参加者からの質問への応答を出発点に、LGBTQや外国籍市民など、「多数派ではない人々」がより生きやすい環境を実現するためには何が必要なのかなどについて、さまざまな意見が交わされました。

今後も本部門では、ダイバーシティについて理解を促進するための活動を行って参ります。

ディスカッションの様子
  • ディスカッションの様子


<参加者の声>
今回のセミナーに参加し、スウェーデンの学校教育では、多数決で物事を決めるのではなく、少数派の意見も聞いた上で、話し合って物事を決めるというお話があり、お互いを尊重する社会なのだなと感じました。普段から、数の多い意見を採用して物事を決めることが当たり前だと思ってきましたが、誰もが生きやすい社会をつくるためには、自分の中にあるこうした考え方を見直していかなければいけないのだとも感じました。まずは自分にできることから実践していきたいと思います。

講演要旨

本セミナーの講演要旨が完成しました(2023年2月)。
講演、ディスカッション、質疑応答の内容がまとめられています。
PDFをダウンロードしてぜひご覧ください。
講演要旨 PDF