千葉大学は、さらなる多様性(Diversity)・公正性(Equity)・包摂性(Inclusion)を推進し、帰属感(Belonging)を感じられる大学コミュニティを育んでいくことが重要であるとの認識に立ち、ダイバーシティ推進部門ならびに学内関係者とともに、千葉大学DEIB(C-DEIB)推進宣言及び基本方針を策定しました。策定過程においては、学内の学生および教職員の皆様から意見を募り、意見が反映されるよう努めました。
千葉大学は、本来違いを持つすべての構成員が尊重され、その個性と能力が十分に発揮でき、千葉大学に所属していてよかったと思える学修、教育、研究、就業環境の実現に取り組んでまいります。
2024年9月24日
国立大学法人 千葉大学
千葉大学は、「つねに、より高きものをめざして」を理念にかかげ、世界を先導する創造的な教育・研究活動を通しての社会貢献を使命とし、生命のいっそうの輝きをめざす未来志向型大学として、たゆみない挑戦を続けています。
そのためには、千葉大学に関係するすべての人の人権が尊重され、差別されることなく、その個性と能力を十分に発揮し、安心して所属できる大学コミュニティの形成と発展が不可欠です。
千葉大学は、多様性(Diversity)・公正性(Equity)・包摂性(Inclusion)・帰属感(Belonging)の視点に立った実践をより一層推進していくとともに、この取組を社会にも広げるため、ここに千葉大学DEIBの推進を宣言します。
千葉大学は、千葉大学憲章(理念と目標)のもとで、その実現のために、DEIB推進宣言に関して、以下のとおり基本方針を定めます。
Diversity, Equity, Inclusion and Belongingの頭文字です。
性別、年齢、人種、国籍、障がい、性的指向・性自認、宗教・信条、民族、文化、言語、心的・身体的特性など多様な個性や属性、背景を持つ人たちが等しく尊重されること。
規則の遵守(遵守性)や、個性や背景に合わせた配慮による実質的な平等(公平性)、大学の目的に対する倫理的に誠実な実践(公明性)を目指し、構成員のお互いの協力により、皆が便益を受けられる(互恵性)ような、実質的・倫理的な公正性を実現すること。
すべての人たちが、個性や属性、背景によって差別されたり排除されたりすることなく、受け入れられ、互いの個性と能力を発揮し合い、活躍できること。
一人ひとりが自分の居場所がここにあると感じられていること。帰属感の醸成には、大学コミュニティの意義や価値を認識し、公正性と包摂性を推進することで、大学に愛着や誇りを持ち、自分の大学として、安心して所属できることが必要です。