日頃より本学のダイバーシティ推進にご協力をいただき、誠にありがとうございます。
本学のダイバーシティ推進部門は、平成18年度に、本学職員による子育てと研究等の両立支援に関する総合的施策の策定及び推進について、検討・提言・実行することを目的に設置されました。平成19年度には、文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業に申請し、「支援循環型体制による女性研究者育成モデル」が採択、引き続き令和2年度には、科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」に申請し、「グローバル・ダイバーシティ研究者育成事業」が採択されました。これらの助成事業を基盤に、各部局の両立支援室と連携しながら、両立支援関連5項目とダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)関連7項目の事業を推進しております。
令和5年6月23日に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」が公布されました。30年前、サンフランシスコの友人宅に招かれた際、レズビアンのお二人から、ここが私たちのベッドルームよと紹介されたことを今でも鮮明に覚えています。30年を経た日本において現状はどうでしょうか?偏見や差別という見えない壁に阻まれ、未だにそのようなオープンな状況には至っていないように思われます。少なくとも同じ学び舎で過ごす本学の学生、教職員は、そのような見えない壁を取っ払い、性や国籍の差別なく、誰もが生き生きと活躍できる千葉大学でありたいと思います。私たちが千葉大学の環境づくりを提案して参りますので、是非とも積極的なご協力、ご参加をよろしくお願い申し上げます。